【公式ブログ】浜名湖舘山寺美術博物館 ギャラリー ラ・メール

★弘法大師の宿曜占星術★廃業しました

弘法伝説八十八話展

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穴大師ポスター知ってる

弘法大師にまつわる、面白い八十八の話しの本を出版しました
舘山寺の穴大師(弘法大師が修行した洞窟)はパワースポットです
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 私の母方の祖父が若い時、京都から弘法様の像を背負い歩いて新居町まで持ち帰って来たのをよく母から聞かされていました、幼い頃からここ舘山寺温泉のお寺さんの奥に祀られている穴大師様には時々お参りしておりました。この館山には言わずと知れた名刹曹洞宗舘山寺、愛宕神社、山頂には舘山寺聖観音菩薩、麓付近には水神様の松、橋本にはお地蔵様。先人達の信仰に満ち溢れたこの土地で育んで来たのに、顧みると弘法様のことをよく理解していなかった自分に気がつき、ここに弘法様にまつわる伝説をまとめてみました。改めて沢山の伝説が残されていることに驚くばかりでした。そこで、いくつか愉快なお話をおりまぜ、四国八十八巡礼に因み八十八話に編集致しました。
最後に冊子を作るにあたり、きっかけを作って頂いた方、お話の拾い出しにご協力を頂いた方々に深く感謝申し上げます。

二〇一二年八月
      浜名湖舘山寺美術博物館 館長 金 原  洋
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三十五話 弘法様と穴大師の眼病平癒
時代は明治、舘山寺の門前に竹四朗というお百姓さんがいました。体力が自慢で信仰心はあまりなく畑仕事一筋にうちこんでいました。そんなある日の事伸びた草の葉で目を突いてしまいました。日ごとに視力が衰え歩くことさえ不自由になってきました。「困ったことだ。なんとかならないものか。」と思案の末、弘法様におすがりしようということで、翌日より毎日、竹四朗は朝暗いうちに起きて手探りで穴大師まで行き「目が良くなるように」とお参りをしました。それから暫くたった冬の寒い日、畑で作業をしていた竹四朗の頭上を手拭いをくわえたトンビが飛んで来て、その手拭いを落としどこかへ飛び去って行きました。竹四朗はその手拭いを持ち帰り、毎朝顔を洗った後にそれで目を丁寧にふきました。何日か過ぎると不自由だった目は嘘のように回復してきました。弘法様(穴大師)のおかげに違いないということで竹四朗はその手拭いを家宝にし、毎日の仕事に精を出したくさんの財を築き幸せに暮らしました。それ以来「穴大師」は眼病平癒の信仰を集め多くの人々に「目のお大師さん」として親しまれている。
三十六話 弘法様と穴大師
弘法様が館山(現舘山寺温泉)にやって来たところ折からの雨が、嵐と変わり、容赦なく襲いかかってきました。このままでは体が冷え切ってしまいます。小道を行くと岩の影に、ずぶぬれの姿でうづくまっている母親と幼な子がいました。気の毒にと近づいてみると母の方は病気で、その子供が懸命に介抱していました。なんとかこの子のために雨宿りが欲しいものよと弘法様が合掌すると、突然、目の前の岩屋が音を立てて崩れ始め、ぽっかりと洞穴があいたのです。弘法様はそこで母子の冷えた体を温め、嵐の通り過ぎるのを待ちました。岩屋の中は外の嵐から完全に遮断されて暖かく、見る間にこの母は回復することが出来たのです。この洞穴は、「穴大師」と呼ばれる様になった。
三十七話 弘法様と館山トサカ岩
弘法様が館山の洞穴に入り修行をていると鶏の鳴き声がしました。「鶏がいるのか」と思い岸辺に出てみると、「とさか」の形をした岩(鶏石)があったので、この岩が鳴いたのだろうとこの岩を『とさか岩』と名付けました。

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